雇用統計相場のFXは○○pipsも動く!?
こんにちは!
坂本です。
今回は雇用統計についてお話したいと思います。そもそも、雇用統計と言われてもどこの国のものなのか、それが我々にどう関係するのか疑問ですよね?
僕も初めて聞いたときは同じ気持ちでした。しかし、今は違います。この記事を読んでくださればその理由がわかると思います。この『雇用統計』はめちゃくちゃ重要ですよ!
ではこれから、その雇用統計について詳しい説明をしていきますね。
雇用統計とはそもそも何なの?
さて、ではまずは雇用統計とは何であるかについてお話しましょう。『雇用統計』とはアメリカで、失業者や就業者などの数からアメリカの経済指標となるものです。月に一回のペースで発表されています。
これが発表されると大きく相場が動くんです。その理由は、『予想と現実の乖離』です。景気が良さそうだと思うと、みんなドルを買うんです。しかし、雇用統計を見てみると失業率が増えていて実際にはそんなに景気が良くなかった!となったときに大きく動くんです。
なぜ予想と違うだけで大きく相場が動くのか。それは、失業率が上がると景気が後退する合図であるからです。そうすると、さっさと『ドルを売ったほうが』損失が少なくて済む。と皆が考えるわけです。そうすると、急激にドルが下がるんです。
逆のパターンも当然あります。就業率が思っていたよりも上がっていて、景気が上昇しそうだ!となればみんな食いつきます。そして、ドルが急激に上がっていくわけです。
FXでの雇用統計は月に一度のイベントですからね。ここで稼ごうと頑張るわけです。つまり、トレンドが『ほぼ確実に』発生する瞬間でもあるんです。
だからこそ、雇用統計は重要なんですよ。
影響はどれくらい出るのか
さて、重要なのはわかったけれどどの程度の影響が出るのかわからない。そう思いませんか?
具体的な数字でお話しますと、だいたい50~100pipsくらいは動きます。普段は10~20も動けば良い方だというくらいのものですよね?それがこんなに動くんですから凄いですよね…
ですが、「一日で」50以上ならたまにですがあります。しかし、この雇用統計の発表時には『10分で』50~100pipsも動くんですよ!
たったの10分でこれだけ動くんです。ヤバイと思いませんか?少なくとも40pips以上が数分で動くんですよ。
とても大きな影響ですよね?これだけの影響を与えてしまうのが雇用統計情報なんです。なので、この日の付近は慎重にことを進めましょうね。
発表されてから30分以内が狙い目!
さて、10分でとんでもない量の価格が動くのですが、それもいつまでも続くというわけではありません。
すばやくかつ、激しく動くということはその分だけ落ち着くのも早いのです。それに何度も繰り返しこの雇用統計発表日を乗り越えてきた歴戦のツワモノたちがいるわけですから、手慣れた手付きで取引をしていき、いつの間にか安定したところで止まります。
この10分のなかで取引を行いまくったらサーバーと財布が終わります。ですが、タイミングを見計らって待ち続けてもトレンドが過ぎてしまいますので意味がありません。
では、このトレンドが終わるのはだいたいどれくらいでしょうか?それはだいたい30分くらいです。
30分もしたら、大概さばけてしまうので相場の乱高下も落ち着きます。
オススメの注文方法
さて、ここで『雇用統計の動きを読んで』取引を行えるのか。という疑問をお持ちになった方もいると思います。
予想できなかったから起きた相場の乱れを予想する。というのはなかなか神業的な読みですよね?ですので普通はできません。しかし、この乱高下の中で注文してもダメージを少なくして取引できるやり方があります。
それが、『OCO注文』です。上がる方と下がる方、両方のポジションを保持しておきどちらかが約定した瞬間にもう片方を破棄(キャンセル)する。という注文方法ですね。
このやり方であれば、損切りと同時に利益が狙えます。つまり、発表の直前からOCO注文をしておくことで、どっちの状況になっても利益が出せるわけです。トレンドに乗り遅れないようにできるというわけですね。
このやり方で、保持する場合はどれくらい相場が動くのかを予め考えて置く必要があります。ですが、平均して50pips以上動くわけですし半分くらいの動きで見ておけばまず間違いのではないかと僕は思います。±25pipsでOCO注文をすれば大概うまくいきます。
終わりに
今回は雇用統計がどのようにFXの相場に影響を与えるかについてお話しました。だいたい50pipsていどは動くので気をつけて取引に望みたいところですね。
ここで、実はこの雇用統計が発表されたときにだけ注意するべきことがあります。それがスリッページとスプレッドの広がりが発生してしまうことです。
これが発生すると、約定したときは50pipsだったのに実際に利益になった分が30pipsだった。なんてことも起きるんです。
ですが、雇用統計の相場に置いて滑らないトレーダーはいないと言われているほど滑りやすい相場ですので損失が出なかったというだけでも大いに凄いと思った方が良いです。
僕はたまに損失出してしまいますからね…
では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!