オシレーター系の代表格!ストキャスティクスについてまとめてみた!
こんにちは!
坂本です。
今回は、ストキャスティクス分析についてお話したいと思います。このストキャスティクスですが、非常に言い辛いですよね…?
なにかいい感じの略称がないものでしょうか。さて、ストキャスティクスは逆張り指標の代表選手と言われるほどに有名な指標です。
逆張りをするのであればこのストキャスティクスとRSIという指標を使ってやっていきましょう。
というわけで、今回はこのストキャスティクスの使い方や注意点などについてお話していきますよ!
ストキャスティクスの読み方
ストキャスティクスはトレンドが無い市場において非常に有利です。俗にいうレンジ相場やボックス相場などですね。唐突に特定の範囲内でジグザグに動くような相場で非常に効果を発揮します。
その理由は、『買われすぎ』か『売られすぎ』かで判断するからです。さて、その買われすぎ、売られすぎというのをどのように判断して行くのでしょうか?
まず、ストキャスティクスの基本となる『3本の線』についてお話しましょう。それが『%K線』『%D線』『Slow%D線』の3つです。
・それぞれの線の意味
まずは%K線からですね。この線の計算方法は
(今日の終値-過去のn日間の最安値)÷(過去n日分の最高値-過去のn日間の最安値)
です。ちょっと長めですが、意味するところは単純です。
指定した期間内の変動幅でどのあたりに位置しているのかを表しています。結局パーセンテージですので、0~100の間でしか動かないんですけどね…。ちなみに、指定する期間は5日間が多いようです。
ただ、この%K線は非常に動きが激しく、感度が高いです。つまり、すばやく動いてしまうので当てにしづらいです。ダマシが多いので使う人も殆どいません。
なので、ストキャスティクスは基本的に残った2つの線をもとに見ていきます。
ちなみに、その残った線で表したストキャスティクスのことを『スローストキャスティクス』と言ったりします。
さて、お次は%D線の話ですね。この線の出し方は、ちょっと複雑です。数学的な表し方になってしまうのでもしかしたらググったほうが早いかもしれません。
なので、ここではその線が意味することを簡単にお話しておきますね!
というわけで%D線の意味ですが『%K線を特定期間で移動平均し、なめらかに表したもの』になります。つまり、%K線を遅くさせたものということです。
徒競走の判定で動画を用いる際にスーパースローカメラなんかを用いてスローで確認したりしますよね?そのスローの映像みたいなものです。
Slow%D線は%D線を更に遅くしたものです。スーパースローの世界を更に遅くしたことで水の中の突き抜ける光の様子が動画で撮れたりするのですが、その感じに近いでしょうか。
こうして、遅くした%K線を使って反応を見ていくことになります。
・線が『ゾーン』に入ったらサイン
基本的な見方として、上部80%に入ったら売りのサイン、下部20%に入ったら買いのサインというふうに見ていきます。
他にも技術的な見方がありますのでその一部をご紹介しましょう。
その一つがSlow%D線と%D線の交差です。SD(Slow%D)線を%D線が下から上へ抜けたときが買いのサイン。逆に上から下へ抜けたときが売りのサインというものです。
後は、%D線がダブルトップもしくはダブルボトムを形成したときにそれぞれ『売り』、『買い』のサインであるというものです。
あとは『ダイバージェンス』というものがあります。これは、相場が新安値や新高値を
つけたけれども、ストキャスティクスに更新が見られない場合の物です。
これが起こったときは天井値または底値の出現サインですので要注意です。
ストキャスティクスの注意点
ストキャスティクスは逆張りの手法です。なので、強いトレンドが現れた場合には全く意味をなさないことが多いです。
さらに、利益確定をすばやく行わないと、結局損失を膨らましてしまい、損をしてしまったということになりかねません。
このストキャスティクスはすばやく線が移動しますので、短期間の取引には非常につよいです。ですが、トレンドが出現した場合はまた別の分析指標を見てやっていきましょうね。
まとめますと、細かい波は掬えるけれど、大きな波にはさらわれる可能性が高いのがストキャスティクスである。逆張りの王道とも言える指標であり、オシレーター系でも有名なため、レンジ相場にめちゃくちゃ強い。
ということでした。
終わりに
さて、今回はオシレーター系でもよく聞く、ストキャスティクスについてお話しました。結構難しい話しが多かったのではないかと思います。
僕も最初は混乱しましたw
ですが、このストキャスティクスを身につければバイナリーオプション等などで発生したレンジ相場はもはや敵なしレベルで勝てるのではないかと思います。
まぁ、現実はそう甘くはないとしても絶望するほど辛口ではありません。ストキャスティクスを使えれば勝率は確かに上がりますので、ぜひ覚えて置きましょうね!!
では、今回はこれで終わりとさせていいただきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!